top of page
2034年 宗祖弘法大師
ご入定1200年
お大師さまは六十二歳の承和二年(835年)三月二十一日、
寅の刻を御入定のときと決め、
高野山の奥の院でご入定されました。
2034年はご入定1200年の区切りの年です。
高野山真言宗の宗祖である、弘法大師空海上人(お大師さま)。
お大師さまは、六十二歳の承和二年(835年)三月二十一日、寅の刻を御入定のときと決め、のちのちのことを弟子たちにのべつくされました。
御入定 の一週間前から御住房中院(ごじゅうぼうちゅういん)の一室を浄め、一切の穀物をたち、身体を香水で浄めて結跏趺坐(けっかふざ)し、手に大日如来の定印 を結び、弥勒菩薩の三昧に入られました。
御入定から五十日目に、お弟子たちはお大師さま御自身がお定めになった、奥之院の霊窟にその御定身を納められました。
お大師さまは、天長九年(832年)の万灯・万華会の願文に「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願いも尽きん」と記されています。つまり、 「この宇宙の生きとし生けるものすべてが解脱をえて仏となり、涅槃を求めるものがいなくなったとき、私の願いは終る」との大誓願を立てられました。
bottom of page